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日々のできごとのいろいろを気まぐれに書いてます。 ヴィゴ・モーテンセン (Viggo Mortensen) の “勝手にエヴァンジェリスト” なので、きっと(確実に)話題は多くなります♪ by Eriko


by dog_biscuit

『アラトリステ』 日本語版


『アラトリステ』 日本語版_b0061082_11565785.jpg
イン・ロック | 紀伊國屋BookWeb | セブンアンドワイ | アマゾン

スペインの作家アルトゥーロ ペレス=レベルテの大ベストセラー ALATRISTE の日本語版一、二巻、絶賛発売中です。本国スペインでは第五巻まで出版されており、日本語版は来年半ばまでに全巻刊行予定です。
で、何故こんなに宣伝するかというと、ヴィゴ主演でスペインで映画化されたので、何とか原作の方も売れて欲しいんです。
映画→原作というのもありなんですが、もとがスペイン映画なのでなかなか英語圏の映画と違っていろいろハードルが高いようです。だから原作の方もある程度メジャーになっていて欲しいと言うのがファン心。(笑)

この日本語版にはお勧めポイントがありまして、まずスペイン語から日本語へ直接翻訳されていることです。(フランス語を介して日本語訳されることが多いそうです) 『アラトリステ』 日本語版_b0061082_12244945.jpgまた、注釈なども多くつけられており、17世紀のスペイン史をよく知らなくても面白く読み進むことが出来ます。
ヴィゴも先日のトロント国際映画祭でこのように世界に向かってアピールしてくれています。(裏になってますが・笑)
ちなみにヴィゴ曰く、『アラトリステ』には日本のサムライの心に通じるものがあるということです。
ひいき目なしにこの原作は面白いので、興味を持たれた方には是非読んでいただきたいです。
〈関連リンクご紹介〉
*加藤晃生さんのブログ:知っていると『アラトリステ』がより面白くなるうんちく話どっさりの、翻訳チームの加藤晃生さんのブログです。

*「アラトリステ・アンケート」 :翻訳チームのレトラが実施しているアンケートです。本を未読の方でもかまいませんので、是非ご協力ください。

*『アラトリステ』誤植訂正のお知らせ:日本語版第一巻には痛恨の誤植がいくつかあります。こちらを参考にしてください。また近々、発行元のイン・ロックのHPで正誤表の配布を行うそうです。

映画のほうはスペインで9月1日に封切られ、『デッドマン・チェスト』を退けてボックスオフィスの1位に登場、その後もトップをキープしています。
*www.boxofficemojo.com/intl/spain/

アメリカでは12月22日公開予定。何とかアメリカでヒットして日本での配給にプラス材料になりますように。
これが日本で公開されないと、もう泣いちゃうから。
by dog_biscuit | 2006-09-26 13:34 | Viggo